生活習慣の乱れと手汗の関係

生活習慣の乱れが手汗を悪化させる?

睡眠不足や食生活の乱れなどの、生活習慣の乱れが手汗を悪化させてしまいます。

 

特に、睡眠不足になると自律神経が乱れてしまいます。

 

自律神経は交感神経と副交感神経の2つを司っていますが、交感神経が優位になると血流がアップし内臓の動きが活発になったり、汗腺が刺激されて汗が出やすくなったりし、副交感神経が優位になると体がリラックスして汗腺も落ち着きます。

 

普通は朝起きると交感神経が優位で、夜にかけてだんだん副交感神経が優位になっていきますが、睡眠不足になるとバランスが乱れて交感神経が優位の状態が続いたり、交感神経が優位になりすぎたりします。

 

交感神経が優位なこと自体は悪いことではありませんし、交感神経と副交感神経のバランスが大切ですが、交感神経が優位な状態が続くと汗腺が刺激されて手汗の原因になってしまいます。

 

また、食生活の乱れも自律神経の乱れに繋がります。

 

お肉や乳製品などの動物性脂肪の摂りすぎや、ファストフード、コンビニ食などに偏った食生活は、交感神経を優位にしてしまいます。
朝はバターやマーガリンの入ったパンとコーヒー、お昼はコンビニ弁当やサンドイッチ、パスタ、夜は外食、といった食生活だと野菜が不足する上に添加物や動物性脂肪の摂りすぎに繋がります。

 

食事は、自律神経を整えるイソフラボンを多く含む、大豆製品、納豆や豆腐、豆乳などを取り入れるようにしましょう。
また、食物繊維ビタミンの多い野菜や果物も積極的に食べるようにしましょう。

 

その他、運動不足も自律神経の乱れに繋がり、手汗をかく原因になってしまいます。
普段は通勤くらいで全く運動をしない、という方は、まずはお風呂上りに軽いストレッチをしたり、1駅分歩いたりして少し運動も取り入れてみましょう。